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むし歯や怪我などで歯を無くした時の治療について

一般の成人では親不知を除くと上下合わせて28本の歯があります。
怪我やむし歯などで歯が抜けてしまうと、見た目や飲食などで良くないことが有ります。

歯が1本でも抜けると、食事の時に十分に噛めない事や、それが前歯ですと人前で会話が恥ずかしい等、いろんな支障が出て来ます。20151026

こうなるとQOL(Quality of Life)「生活の質」が大きく落ちてしまいます。
さらに抜けた歯をそのまま放置すると、食事を楽しめないだけでなく、十分な咀嚼(そしゃく)が出来なくなり、胃腸ではそれらを消化する為の負担が増加します。

歯が1本抜けているだけで噛み方が偏り、残った歯に負担がかかり、その結果、他の歯まで寿命を締めてしまう事もあります。抜けた歯の隣や上又は下の歯では、支えを無くしたことで少しずつ移動し始め、最悪の場合その歯も抜けてしまう事もあります。

例えば、下の奥歯(第二大臼歯)が抜けると、隣の第一大臼歯は抜けた第二大臼歯の方へ傾きます。
また、第二大臼歯が有った上の奥歯(第二大臼歯)は、下に遮る歯が無くなった事で確実に下へ伸びて行きます。隣接する歯はその影響を受け隙間が発生し、そこにプラークが溜まり新たなむし歯になったりします。

歯が移動すると噛み合せ全体に影響しずれが起きます。顎の関節や全身の骨格バランスにも悪影響を与え、頭痛や肩こりなどの原因の一つになると言われています。
歯を失うとお口の中だけでなく全身の健康にも様々な影響が出ますので、1本位なら大丈夫と自己判断してそのまま放置しては行けません。出来るだけ早い段階のうちに歯科医院で治療を行って下さいね。

この記事が書かれた日:2015年10月26日
カテゴリ:歯が抜けた時は

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