歯並びが悪くなる原因

歯並び、かみ合わせが悪くなる原因はさまざま。

以下の場合以外にも、虫歯の治療で入れた冠や義歯が合わなかったり、 親知らずのせいでほかの歯が押されたり、成人になってから抜歯した場所を そのままにしておいたことなども原因になる場合があります。

遺伝

遺伝親や兄弟と顔や体型が似るのと一緒で、歯並びもある程度遺伝します。遺伝するのは頭やあごの形や大きさ、1本1本の歯の形や大きさなど。受け口や出っ歯なども遺伝する可能性が高くなっています。いくら本人が矯正を受けてきれいな歯並びにしても、その人の子どもの歯並びがはきれいになるわけではなく、あごや歯並びに問題が出る可能性があります。

 

食べ方

食べ方最近、日本人のあごが小さくなったといわれています、あごが小さいと、歯の生えるスペースが狭くなり、本来生えるべきところに生えることができずに前後左右にずれて生え、歯並びが悪くなります。子どものころにしっかりとあごを使ったかで、あごの大きさは左右されます。やわらかいものばかり好んで食べたり、飲み物で流し込むような食べ方をしていると、かむ回数が減ってあごが発達せずちいさくなってしまうのです。 子どものころからなるべくよくかんで食べることが、よい歯並び、かみ合わせをつくるためには重要なのです。

癖こどものころの癖は、歯並びに大きく影響します。まず指しゃぶりは、赤ちゃんのころであれば影響ありませんが、3~4歳を過ぎても治らないようであれば注意が必要。歯科医に相談して、指しゃぶり防止装置を使用する方法もあります。そのほかにも唇をかむ、唇を吸う、舌を突き出す、いつも口を開けている、爪やタオルをかむ、ほおづえをつく、いつも体の同じほうを下にして寝ているなども要注意。これらの癖は、無理にやめさせるのではなく、子どもの心理面も充分に考慮しながら徐々にやめさせるようにしましょう。

乳歯の虫歯

乳歯の虫歯乳歯が虫歯で早く抜けた場合や、ぶつけるなどで抜けてしまった場合、いずれ永久歯が生えてくるからとそのままにしておいてはいけません、乳歯には、永久歯が生えてくる場所を確保するなどの重要な働きがあります、永久歯は生えるべき場所の目標がないと前方にずれたり傾いて生えたりして歯並びが悪くなります。また永久歯との生えかわりがスムーズでない場合も歯並びに影響がでます。

病気

病気扁桃腺(へんとうせん)、アデノイド、アレルギー性鼻炎などで鼻で呼吸できず口で呼吸する癖がついてしまうと、不正咬合の原因になることもあるので早期に発見して治療する必要があります。
また、内分泌障害、とくに脳下垂体や甲状腺の障害も歯並びに影響します。たとえば脳下垂体の機能が異常亢進すると、下あごの骨が成長しすぎて不正咬合を招きます。

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