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歯周病の特徴

治療コンセプト・歯周内科治療

~なるべく外科の少ない歯周治療~
過去の歯周病の治療は、外科的療法が主体でしたが、有病者や麻酔に危険のある人には、行えず治療成績をあげることが出来ませんでした。

この歯周内科治療は、非常に安全な抗菌薬を使用し、患者様の安全を第一と考え、平易な歯石除去と併用することで、より高い効果があり患者様にも医療担当者にも福音な方法であり、今後益々重要な位置を占め、期待される治療であります。

当院の歯周内科治療
当院の歯周内科治療は、お口の中の菌の状態を確認し、歯周病菌だけをお薬(抗生物質)を使い除菌します。

抗生物質ジスロマックについて

ジスロマックは抗生物質で、スピロヘーター(歯周病菌)、歯肉アメーバ(原虫) 、口腔トリコモナス(原虫) に対して 効果があります。 ジスロマックを通常3日間服用すると、歯周病菌や原虫の存在が減少し、口腔内の環境を改善するすることができます。 さらにその後、基本的な歯周病治療である(ブラッシング・スケーリング等)を行うと、 歯周病治療においてかなりよい改善結果が得られます。 また、ジスロマックは副作用が少ないのも特徴の1つです。


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歯周病内科治療の治療例

歯周病内科治療の治療例

患者様の感想

患者様の感想

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歯肉のチェック

歯肉のチェック歯周病が始まっているかどうかを知るために、自分の歯と歯肉の状態を鏡でじっくり見てみましょう。歯周病は、早期発見、早期治療が肝心。「痛みがないから大丈夫だろう」は、歯周病には通じません。

健康な歯肉はピンク色

はじめに健康な歯肉の状態を知っておきましょう。色は薄いピンク色で、歯と歯の間の鋭い三角形に入り込んでいます。

軽度の治療

ここでいう軽度の歯周病は、歯肉炎と、歯周炎になりかけているくらいの症状です。患者様の歯の状態などによって、具体的な治療法は変わります。

歯みがきをすると出血するときの治療

歯肉炎と言われる状態では、炎症の原因である歯垢を取り除くことが治療の第一歩になります。痛みがないので見逃してしまいがいちですが、このときに気がつけば、治療は軽くて済みます。

毎日のブラッシングで歯垢を取り除く

歯垢を取る方法はいくつかありますが、軽い歯肉炎なら毎日のブラッシングで健康な歯肉を取り戻せます。ポイントはきちんと歯垢を落とすこと。染め出し剤で歯垢がたまりやすい部分をチェックし、しっかり落とすようにします。


歯周ポケットが深いときの治療

歯周ポケットが深くなり、そこに歯石がついているようなときは、スケーリングやルートプレーニングといった専門的な処置をすることがあります。見えない部分の歯石を器具を使ってとる方法です。

スケーラーで歯石を取る

スケーラーという、先の曲がった刃物で歯石をとることをスケーリングといいます。歯肉がはれていると痛いので、しばらく歯みがきをして、歯肉を引き締めてから行うことも。そして、隠れていた歯石が見えてきたところで除去します。

ルートプレーニングで歯根部の歯石を取る

歯周病が進むにつれて、歯石も奥深くへ進入しています。ルートプレーニングは、スケーラーに似た器具を使って歯根の深い部分の歯石を取り、さらに表面をつるつるにする処置です。
スケーリングもルートプレーニングも、行う前にきちんと歯みがきをしておくと、歯肉が鍛えられるため処置中の痛みが少ないようです。


咬合調整で歯を落ち着かせる

歯周病の治療につきものなのが、咬合(かみあわせ)調整です。軽度の歯周病では著しい歯のぐらつきはありませんが、症状が悪化して歯が浮くことがあります。
そうすると浮いた歯がかむたびに揺すぶられ、歯がますます抜けやすくなってしまうのです。
これを防ぐために行うのが咬合調整です。ぶつかりあう歯を少しだけ削るなどの、微妙な処置をします。

中・重度の治療

歯肉からうみが出る、出血する、歯がぐらぐらする。症状がここまで進むと手術が必要だったり歯を抜いたりなど、大掛かりな治療になります。それと、いつでもしなければならないのが、「きちんとした歯みがき」です。

歯周ポケットが深くなり、歯石がたまっているときの治療

歯と歯肉の間がはがれてできる歯周ポケット。その中にしっかりと歯石がへばりついています。歯肉がはれていると、歯石は外からは見えません。内部では歯槽骨も溶け始めていますが、痛みがないので気づかないこともあります。

盲のうそうは手術で歯石や病巣を取る

歯槽骨が半分くらいまで溶けてしまうと、歯肉の手術をする場合があります。
盲のうとは歯周ポケットのこと。この手術はルートプレーニングをもっと高度にしたようなもので、歯周ポケットをはがして歯石を取ったり、悪い歯肉そのものを取り除いてしまう場合もあります。
症状がひどいからといってすぐに手術とはなりません。歯周病菌を殺す薬などを使っても治らないようなときに行われます。


歯肉の炎症がひどいときの治療

歯槽骨の溶け方が激しくなるため、歯のぐらつきが大きくなってきたり、歯肉がはれて痛んだりします。歯周病では、ここまで症状が進まないと痛みを感じないことがあります。

歯肉剥離そうは手術で歯根をきれいに

この手術では、歯周ポケットを切り開いて歯肉をはがし、歯根についた歯石や侵されている歯肉を取り、再び縫い合わせます。盲のうそうは手術よりも深い部分の治療です。歯槽骨が三分の二以上残っていると、抜歯せずにこのような手術などの治療が多くなります。


歯槽骨が破壊されてしまったときの治療

歯周病はゆっくり進みますが、痛みを感じるなどの自覚症状が出てからは、進行が早くなります。はれたりうみがでたりしている間に、歯を支えている歯槽骨もどんどん溶けて、ついには歯が抜け落ちてしまうのです。

抜歯してブリッジなどで補う

歯を抜きたくないのはだれもが望むことですが、抜くより他にないほどに悪化してしまうことがあります。 歯槽骨がなければ、歯は支えを失って自力で立っていられなくなってしまうのです。
抜歯後は、取り外しのできる義歯や固定されているブリッジなどで歯を補います。

治療後も油断してはいけない

歯を抜いて、義歯やブリッジにしても、これで安心ではありません。他の場所でも歯周病が進行しているかもしれないからです。歯を補った場合、ブリッジを支えている両側の根元、部分義歯ではとめ金があたっているところが歯垢がたまりやすい部分です。定期健診などで再発を予防しましょう。

歯周病の予防とケア

歯周病の最後の治療は抜歯。自分の歯がなくなってしまうのです。そうならないためには日頃の予防と、早めの手当てがなにより大切になります。早速今日から実線を。

放っておくとなぜいけないの?

歯周病を放っておくとよくないのは、歯が抜けてしまうだけが理由ではありません。歯肉にうみがたまっていると、そのバイキンが血液を通って全身にまわってしまうのです。これを病巣感染といい、このバイ菌が内臓の病気の原因になることがあります。

疑わしければすぐに病院へ

歯周病は、予防ができる生活習慣病のひとつといわれています。歯周病を早く見つけるためには、やはり歯科医にみてもらうのが一番です。まだたいしたことはない、と思っていても、じわじわと進行が進んでいることが多いからです。ムシ歯もそうですが、毎日の歯みがきに加えて定期的な健診で歯肉の状態をチェックすることが、予防のポイントです。一度かかったら一生にわたって治療が必要、といっても言い過ぎではありません。

かからないための予防

ブラッシングで歯垢を取る

細菌のかたまりである歯垢をいつまでも口の中にとどめておくと、歯周病がしのびよってきます。食後はしっかりブラッシング。あせらずしっかり歯垢を落としましょう。

砂糖はとりすぎない

砂糖は細菌を悪質なものに変え、ねばねばして歯にくっつかせます。長時間口に中にとどまるキャンディーなどはとくに歯に悪いもの。口寂しいからといっても禁物です。

しっかりかんで食べる

歯槽骨や歯根などを鍛えるにはかむことがいちばん。食事は30~50回かんで食べることを習慣にしましょう。唾液に含まれる成分が、骨の回復の手助けをしてくれます。

疲れをためない

体が疲れてくると、てきめんに歯肉が弱ってきます。その弱った歯肉に歯垢が悪さをして、油断をしていると歯周病に侵されるのです。また心配事やストレスも歯肉を悪くする要因です。

かかってしまった人のケア

治療後もきちんとブラッシングする

治療中、治療後を通して欠かせないのがブラッシング。細菌が原因である歯周病では、歯垢を取り除くことがより重要です。歯間ブラシや部分みがき用の歯ブラシを使って徹底的に。

家族も協力し、検査を

きちんと歯垢を落とすためには時間がかかります。洗面所を長時間ひとりじめしていても、文句をいわずに協力してあげましょう。また、歯周病は家族に感染することがあるので、一人だけ治療せず家族も検査しましょう。

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