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口臭の予防

口臭の原因人と会うときに自分の口臭が気になることはありませんか?
自分の手に息を吹きかけてみて、におわないから大丈夫と思っても、家族や友人などに指摘されて悩んだことがある人もいるのでは?口臭は、このように自分で気づきにくいのが悩みの種で、一度気になりだすと、人に相談できずにくよくよと悩んでしまうことがよくあります。そこまで深刻でなくても、何となく気になるというのもよくあることです。

実は口臭の原因のほとんどは、口の中にあります。歯周病が原因でにおうことが多くほかにも舌の汚れ、虫歯、合わない詰め物や被せ物が原因となります。全身的な病気が原因の口臭もあり、その場合はまずその病気を治すことが必要ですが口の中や食べものが原因の口臭は、自分で予防することができます。口臭の原因を知り、予防を身につければ、もう悩むこともありません。

舌苔(ぜったい)が原因

舌に白い苔のようなものがつくことがありますが、これが舌苔と呼ばれるもので、歯垢と同じような成分でできています。舌苔は、人によってほとんど気にならないという人もいれば

毎日大量につくという人もいて、個人差の大きいものですがこれが口臭の原因となります。舌は表面積が広く、舌苔のつく量も多いので、鏡でチェックしてみて舌苔がついていたら、これを取除くことが必要です。歯科医院や薬局などで売っているタンクリーナーで1日に1回は掃除するようにしましょう。

歯垢がにおう

口臭の原因としてもっとも多いのが、この歯垢によるものと考えられます。歯垢はたべもののかすなどが歯の周りに残って、虫歯などの原因となるのですが同時に口臭の原因ともなります。とくに人の口の中は常時体温と同じ36度程度に保たれていて。だ液などの適度な水分もあり、まさに口臭に格好の場所といえます。

通常食後2時間ほどたつと、歯垢は分解されてにおいはじめるといわれています。歯垢による口臭を防ぐには、歯みがきがもっとも効果的で、口の中を毎食後にきちんと清掃しておれば、歯垢が残ってにおうことはありません。

だ液の減少が原因

口の中はだ液のよって自浄作用が働いていますが、このだ液が少なくなったときに、口臭が強くなることがあります。もっとも代表的なのが、朝起きたときで、睡眠中にだ液が減少することで、口の中が渇き、粘膜の剥離したものがたまって、口臭が強くなります。また食後数時間たって、だ液の量が減ったときにも、同じように口臭が強くなります。

そのほか、緊張してだ液が少なくなったときや、ホルモンのバランスが変わることで、だ液が減り、口臭が強くなることもあります。これら、だ液の減少によって起こる口臭は生理的口臭と呼ばれ、だれにでもあるものなのでとくに心配したり、悩む必要はありません。

歯並びチェックをしましょう

■気になる歯並び、チェックポイントは?

  1. 上あごと下あごが前後か左右に極端にずれている
  2. 奥歯でかむと前歯がかみあわず、上下の歯の間にすき間がある
  3. 下の前歯が上の前歯にかなり隠れている
  4. 永久歯の数が多い
  5. 歯と歯のすき間が広い
  6. 歯並びが極端にでこぼこしている
  7. 歯が当たって唇にけがをすることが多い
  8. 一生懸命かんでいるのに、食事に時間がかかる
  9. 発音がしにくい
  10. 外見をとても気にする
解説

上下の前歯(永久歯)が生えそろったころ
①~③の症状があれば要注意。あごの発育にも影響する可能性があるんで受信が必要です。
④~⑥は日本学校歯科医会も小学校高学年以降の注意点として挙げています。
⑦~⑩は歯並びやかみ合わせが関係しているかもしれないので、子供の様子をよく見ましょう。大人の歯並びのチェックポイントも基本的には同じ。
まずは病院で、歯だけでなくからだのバランスも含めた細かいチェックを受けましょう。

口臭予防法

基本はやっぱり歯みがき

口臭撃退の基本は何と言っても歯みがきです。歯みがきの方法に自信がない人は一度歯科医院でしっかり教えてもらいましょう。外出先でどうしても歯みがきができないときは、水やお茶でうがいをするだけでも、多少は効果があります。

イザというときは市販の洗口剤を上手に活用して

これらは、歯垢などによって生じたにおいを一時的に洗い流したり、ほかのにおいでまぎらわすことなので、原因の根本的な解決にはなりませんが、時間の無いときや歯みがきできない状況では、たいへん効果的です。ただし、これらの洗口剤がカバーしてくれる有効時間は3~4時間程度がほとんどで、長時間の効果は期待できません。

虫歯や歯周病が原因の口臭はしっかり治療

虫歯や歯周病が原因の口臭はしっかり治療歯みがきがきちんとできずに、いつも歯垢が口の中にたまった状態の人は、口臭のみならず虫歯や歯周病にかかっている可能性も大きいものです。虫歯や歯周病があると、歯垢はさらに残りやすいので、口臭もひどくなります。痛みがなくても、歯がしみる、歯肉が浮いた感じなどがするという人は、一度、歯科医院で口の中のチェックをしてもらいましょう。また歯の根が腐るほどの重症の虫歯にかかっている人は、それが原因でひどい口臭がすることもあります。これらの病気は、まず治療することが、口臭予防の大前提。病気が完治して、歯みがきも正しくできるようになれば、自然と口臭も消えます。

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