今日は、歯みがきを行う時期についてご案内させて頂きます
乳歯は生後8か月頃から生え始め3歳頃までに上下10本ずつが生え揃います。
生まれたばかりの赤ちゃんの口に、むし歯の原因であるミュータンス菌は存在しませんが、同じスプーンでの食事などで親の唾液からうつることが多いので、口の中を常にきれいにしておくことが大切です。乳歯が生えたら、ハブラシに慣れるように工夫しながら、歯みがき習慣を始めましょうね。
一般的に、6歳くらいから永久歯への生え替わりが始まり、6~7年かけて、親知らずを除く28本の歯が生え揃います。
生えたばかりの歯はとてもむし歯になりやすいので、子どもの口の中は日々観察してあげましょう。
乳歯はいずれ抜ける歯だからと乳歯のむし歯を放置するのは絶対に止めて下さい。むし歯で早い時期に抜けてしまうと、永久歯が正しい位置に生えないことがあります。同様にあごの発育が不十分だと永久歯の歯並びが悪くなり、見た目だけでなくむし歯や歯周病になりやすくなります。あごの発育のためにも、乳歯の時期によく噛んで食べる習慣をつけましょう。
生えたての永久歯は、むし歯になりやすい状態です。またこの時期は、永久歯が生えてきたのに乳歯が抜けそうになかったり、歯肉炎を起こしていることもあります。むし歯や炎症がないか、生え替わりの状態や永久歯の歯並びなどを観察し、何か気になる点があれば、早めに歯科医院で相談しましょうね。