顎の骨が少ない患者様では骨造成術による再生療法を行います。インプラント治療では顎の骨が十分に有る事が必須条件です。骨の量が少ないと手術できない場合が有ります。
歯を失ってからの期間が長かったり、合わない入れ歯で軟らかい物ばかり食べていたりすると、骨に負荷がかからず骨が痩せてしまっている場合が有ります。
上顎では鼻の横に上顎洞という空洞が有り、歯槽骨の上から上顎洞底までの垂直的な骨量が足りず、そのままでは手術できない場合が有ります。その様な患者様では自身の骨を移植する方法や人エの骨を補填して骨量を増やす「骨造成術」による再生療法を行う事でインプラント治療を行える場合が有ります。
再生療法
骨造成技術には、さまざまなものが有りますが、現在、インプラント経験が豊富な先生が、こぞって注目している技術としては、CGFとAFGを取り入れた骨再生療法です。
骨造成技術は患者様ご自身から採取する血液で行う最高の再生能力を発揮する療法です。
骨移植や骨造成術はインプラント体を埋入する前の付加的な手術で、その分治療期間は通常より長くなります。また、下顎は骨幅が狭くなっている場合も有り、この様な症例にも再生療法を行う事でインプラント体を埋め込む事が可能となります。
この記事が書かれた日:2016年01月30日
カテゴリ:インプラント