貧 血
組織の酸素欠乏による創傷治癒不全と局所免疫能低下による術後感染やインプラント周囲炎になるリスクが有ります。
高血圧症
高血圧症の原因である動脈硬化が進行し、脳(脳出血・脳梗塞・クモ膜下出血)、心臓(狭心症・心筋梗塞・心不全)、腎(腎障害・腎不全)などに出現している合併症は大きな問題となります。
煙草に含まれるニコチンは、末梢の毛細血管を収縮させるため、インプラント体埋入手術後の創傷治癒に必要となる局所の血流と酸素の運搬が不足することとなります。
一方、一酸化炭素は、ヘモグロビンと結合しやすいため、酸素とヘモグロビンの結合を妨げ、酸素運搬能力が低下しますので、喫煙は創傷治癒不全を惹起し、骨結合にも影響を与え、さらにインプラント周囲炎の増悪を招く可能性が高くなります。
この記事が書かれた日:2016年05月31日
カテゴリ:インプラント